公務員である警察官には採用試験があり、その試験には受験資格が必要です。
誰でも受けられるわけではないのです。どんな受験資格があるのか見てみましょう。
年齢上限
まず、年齢です。
これは警察官に限らずどの公務員試験にもだいたいあります。
自治体によって少し違いますが、どの自治体も30才が目安になっています。採用基準日に30才であれば、ほとんどの都道府県で受験ができます。
北海道、東北は33才まで受けられるところが多く、その他の自治体は30才が主流、一部で29才や35才にしているところがあります。
日本国籍
公権力を行使する公務員である警察官は、日本国民であることが求められます。外国籍の人は受験することができません。
学歴
試験区分に応じて、大卒見込または既卒、高卒見込または既卒であることが求められます。
身体基準
普通の公務員と異なり、警察官は体が弱くては勤まりません。事件や事故の現場で体を張って働かなければならないのです。
そのため、身長、体重、視力、色覚などの身体基準が設けられています。
自治体によって違いますが、例えば、身長160cm以上、体重47kg以上、視力が裸眼で0.6以上か矯正視力で1.0以上などです。
資格
一般の受験ではない専門職(語学や武術指導など)の場合、その能力を証明する一定の資格が必要なことがあります。
以上のように、受験する自治体や試験区分によって受験資格が定められています。だいたいの基準は同じですが、詳細は必ず希望する自治体に確認しましょう。