さて、今回は警察官採用試験の勉強法とお勧め参考書を紹介します。
教養試験編です。論文と面接はまた別途。
基本を覚えて過去問をやる
各科目の説明に入る前に、共通する戦略をお教えします。
どんな試験でもそうですが、「基本を身につけて過去問で練習」が試験対策の鉄板です。
これ以上でも以下でもないと言ってよいでしょう。本当に、この作戦に限ります。
一般知能
論理パズル系の問題が出る一般知能は、一見するとなじみがない問題に見えます。
しかし、中学や高校で国語や数学の文章題を解いたことがある人なら、なんとなく似ているなあと思うでしょう。
少しクセがある問題ですが、何度かやれば慣れてきます。
文章理解
この科目はいわゆる国語力が必要なため、勉強して急に点数を上げるのは難しかったりします。
とはいえ、ある程度読解のパターンはあるもの。こちらの本で基本パターンを身につけます。
あとは、解説つきの過去問をやるのみ。
判断推理
長い間数学の文章題から遠ざかって浦島太郎状態になっている人は多いでしょう。
そんな人向けに基本を解説した本があります。
浦島太郎本と言っていますが、まさにかゆいところに手が届く本ですね。
そして過去問です。
数的推理
数学の文章題に相当する問題が出ます。
この科目にも「浦島太郎本」があります。買っておきましょう。
そして、過去問です。もういちいち言わなくてもいいでしょうか。
資料解釈
この科目は、正直そこまで時間をかけて対策をしなくてもよいのではという気もします。
配点が少ないですし、表やグラフを読み取るのに裏技めいたテクニックも特にないからです。というより、あることはありますが、そこまでする努力
解説つき過去問だけで大丈夫でしょう。
一般知識
国語算数理科社会の知識がフル活用される科目です。
ここで絶大な威力を発揮するのが、センター試験の対策本です。大学受験という日本最大の受験産業の中で長年鍛えられた教えるノウハウがたくさん詰まった参考書、とてもわかりやすいです。
社会科学
政治・経済・社会に関する問題が出ます。
読みやすさ、範囲、どれをとってもセンター試験本が最高です。
一般知識についても過去問をざっとやっておきましょう。「読んで」「解く」と知識が頭に定着します。
人文科学
ここも安定のセンター試験本です。日本史、世界史、地理ですね。
思想と文化・芸術は、日本史と世界史に出てくるのでこの3冊で充分。
後は過去問をやっておきましょう。
自然科学
数学、物理、化学、生物です。
このうち数学については、数的推理の勉強で充分です。だいたい二次方程式くらいまでしか出ないので、力を入れてもコスパが悪いです。
物理、化学、生物はセンター試験本で対策できますが、社会科学と人文科学で得点していれば、理系科目は捨てても問題ありません。
なので、対策としては、暗記科目である生物を取りつつ、物理と化学は好きだったらやるという感じです。
いかがでしょうか。教養試験は基本的に高校の復習です。最高の参考書であるセンター試験対策本を活用し、楽々準備を整えましょう。